ヒゲ脱毛は医療とサロンどっち?効果と料金の違いを比較

【PR】この記事には広告を含みます。
医療脱毛とサロンの光脱毛を比較する男性

医療脱毛とサロンの光脱毛は、料金の差だけで選ぶものではありません。

法律上の位置づけが異なり、そこから施術者・機器・トラブル時の対応も分かれます。

医療脱毛とサロンの光脱毛を、施術者・機器・費用・リスクの4つの観点から比較します。

効果や必要回数には個人差があります。医療脱毛では、施術前に医師の診察を受け、適否やリスクを確認してください。

目次

結論:4つの軸で違いが分かれる

医療脱毛とサロン光脱毛を4つの軸で比較した図解
スクロールできます
医療脱毛サロンの光脱毛
法律上の位置づけ毛乳頭等を破壊する行為は医行為。医療機関でのみ実施できる毛乳頭等を破壊しない範囲で行う前提。医療行為ではない
施術者医師、または医師の指示を受けた看護師サロンのスタッフ
機器と作用医師の管理下で、発毛組織の破壊に当たる医療行為を行える発毛組織を破壊しない、非医療の範囲で光を照射する
麻酔使用できる(有料・無料は院による)使用できない
費用(ヒゲ全体)5回 56,000円〜132,000円8回 110,660円(メンズクリアの例)
トラブル時医療機関内で医師の診察を受け、必要に応じて処方を受けられるサロン自体は診断・処方ができず、医療機関の受診が必要
出典:厚生労働省通知および各院・各サロン公式サイト(確認日:2026年8月8日)。

最も大きな違いは、発毛組織を破壊する医療行為ができるかと、トラブル時に診断・処方まで受けられるかです。

法律上の位置づけが出発点

組織を破壊するかで医療行為と非医療の範囲が分かれる図解

違いの根拠は、厚生労働省が出している通知にあります。

レーザーで毛乳頭を破壊する行為は医行為

2001年(平成13年)11月8日付の通知「医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて」(医政医発第105号)は、次の行為を、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為だとしています。

用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線またはその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭・皮脂腺開口部等を破壊する行為

医師免許を持たない者がこれを業として行うと、医師法第17条に違反します。ポイントは「用いる機器が医療用であるか否かを問わず」という部分です。機器の種類ではなく、毛乳頭等を破壊するかどうかで線が引かれています。

脱毛サロンが非医療サービスとして光脱毛を提供する場合は、毛乳頭等を破壊しない範囲で行う必要があります。国民生活センターも、エステで行えるのは医行為に当たらない一時的な除毛・減毛などの範囲だと説明しています。実際の変化や必要回数は、機器・照射条件・毛質・肌質によっても異なります。

2025年の通知で美容医療の運用がさらに整理された

2025年(令和7年)8月15日付の厚生労働省医政局長通知「美容医療に関する取扱いについて」(医政発0815第21号)は、自由診療の美容医療をめぐる違法事例への対応を整理したものです。脱毛行為等が医行為であることを改めて確認したうえで、医療機関側の運用についても踏み込んでいます。

この通知が違法な例として挙げているもののうち、脱毛を検討する人に直接関係するのは次の2点です。

  • 無資格のいわゆるカウンセラーが、患者の情報から治療方針等について主体的に判断し、それを伝えること(医師法第17条違反)
  • 看護師等が、医師の指示なく脱毛行為等を行うこと、医学的判断を伴う診察を行うこと、具体的な治療方法を選択して提案・決定すること(医師法第17条・保健師助産師看護師法第37条違反)

この通知は、患者がカウンセラーとだけ相談して決めた治療内容を医師がそのまま実施する事例を問題としています。ただし、契約時点で医師の診察がなかったという事実だけで、直ちに違法と断定することはできません

重要なのは、脱毛の適否や具体的な治療方法といった医学的判断を無資格のカウンセラーや医師の指示を受けていない看護師に委ねず、施術前に医師の診察と指示があることです。

施術者の違い

医療脱毛とサロン光脱毛の施術者の違い

医療脱毛は医師または医師の指示を受けた看護師、サロンの光脱毛はサロンスタッフが担当します。

医療機関を選ぶときは、施術前の医師による診察と、照射を担当する看護師への医師の指示がどのように行われるかを確認してください。脱毛の適否や具体的な治療方法の選択といった医学的判断を、無資格のカウンセラーや看護師だけで行うことはできません。

なお、レジーナクリニックオムは施術の流れの中に「医師による診察」を明示し、患者の肌状態・毛質・体質を確認したうえでプランを提案します。

イデア美容皮膚科クリニックは一般皮膚科を併設し、肌トラブルには皮膚科医が対応します。契約前に、医師の診察体制と肌トラブル時の対応を確認してください。

機器と出力の違い

医療脱毛とサロン光脱毛の機器・作用の違いを示す図解

医療脱毛では、医師の管理下でレーザー等を用い、発毛にかかわる組織の破壊に当たる施術を行えます。一方、サロンの光脱毛は、発毛組織を破壊しない非医療の範囲で提供する必要があります。

厚生労働省の通知は、機器が「医療用」と表示されているかではなく、強いエネルギーの光を照射して組織を破壊する行為かどうかで線を引いています。名称や「出力が高い・低い」という説明だけで両者を判別するのは正確ではありません。

医療機関の中でも機器は一つではありません。公式サイトには、次のような違いが記載されています。

  • イデア美容皮膚科クリニックは4種類の脱毛機器を採用し、部位や毛の太さで使い分ける
  • レジーナクリニックオムは脱毛機を指定できるが、ジェントルシリーズの機種は指定できない
  • ゴリラクリニックのスタートプランでは脱毛機を選べない

医療レーザー脱毛には、一般に熱破壊式や蓄熱式と呼ばれる照射方式があります。ただし、痛みや変化の現れ方は方式名だけで決まらず、波長、照射条件、毛質、肌質などにも左右されます。

特定の方式がすべての人に優れるとは限らないため、医師に適応を確認してください。痛みの詳細はヒゲ脱毛は痛い?麻酔の種類と痛みを抑える方法で整理しています。

費用の違い

医療脱毛とサロン光脱毛の費用を条件と総額で比べる図解

ヒゲ全体で比べると、医療脱毛とサロンの価格帯は重なります。

スクロールできます
区分店舗・クリニック回数と料金
サロンメンズクリアヒゲ全体 8回 110,660円(一括)
サロンRINX顔ヒゲ全体6部位 3回 42,000円(初回限定)
医療イデア美容皮膚科ヒゲ全体 5回 56,000円/10回 110,000円
医療メンズリゼヒゲ全部位 5回 59,800円
医療ゴリラクリニックヒゲ6部位 6回 76,800円/12回 132,800円
医療フレイアクリニック メンズヒゲ全部位 5回 113,000円/10回 126,000円
医療レジーナクリニックオムヒゲ6部位 5回 132,000円/12回 186,000円
出典:各公式サイト(確認日:2026年8月8日)。初回限定などの条件があり、対象部位・回数も揃っていないため、総額だけの単純比較はできません。

医療脱毛の麻酔代は院によって異なります。ゴリラクリニックの麻酔クリームは1回5,000円です。希望回数分の麻酔代を含む総額で比較してください。

総額の出し方はヒゲ脱毛の値段は?医療とサロンの相場を総額で比較、院ごとの詳細はヒゲ脱毛クリニック徹底比較にまとめています。

価格帯が重なるため、「サロンのほうが安い」という理由だけでは選べません。同じ金額で受けられる施術と、トラブル時の対応まで比べましょう。

リスクと、トラブルが起きたときの対応

医療機関とサロンで異なる肌トラブル時の対応

医療脱毛の主な副作用は、照射後の赤み、ヒリつき、毛穴の炎症(毛嚢炎)、色素沈着、やけど、硬毛化です。ゴリラクリニックが示す軽度の発赤・乾燥・疼痛・腫脹・掻痒の改善目安は通常1〜2日です。

医療とサロンで大きく違うのは、トラブル時に診断・処方まで行えるかです。医療機関では医師が診察し、必要と判断すれば薬を処方できます。

メンズリゼは肌トラブル治療代と薬の処方代を無料と明記し、レジーナクリニックオムは肌トラブル時の診察を追加料金なしとしています。

ただし、無料対応の条件は院ごとに確認が必要です。サロン自体は診断や処方を行えないため、症状が出た場合は医療機関を受診します。

国民生活センターには、エステ・医療機関の双方で皮膚障害や熱傷の相談が報告されています。医療脱毛ならトラブルが起きない、サロンなら安全ということではありません。契約前に、副作用・連絡先・診察や薬代の扱いを確認してください。

どちらを選ぶかの判断基準

目的から医療脱毛とサロン光脱毛を選ぶ判断基準の図解

目的によって答えが変わります。総合的にどちらが上とは言えません。

医療脱毛が向いているケース

  • 毛量そのものを減らし、ヒゲ剃りの回数を大きく減らしたい
  • 痛みが不安で、麻酔を使いたい
  • 肌が弱く、トラブル時にその場で診てもらえる体制がほしい
  • 発毛組織の破壊に当たる医療行為として脱毛を受けたい

サロンの光脱毛が向いているケース

  • 医療行為ではなく、一時的な除毛・減毛の範囲で量を抑えたい
  • テスト照射などで痛みや肌反応を確認してから判断したい
  • 肌トラブル時はサロン外の医療機関を受診する必要があると理解している

迷っている段階なら、受けること自体の損得を整理したヒゲ脱毛のメリット・デメリットもあわせてご覧ください。

カウンセリングで確認したいこと

ヒゲ脱毛のカウンセリングで確認する項目

2025年の通知を踏まえると、医療機関を選ぶ場合は次の点を確認しておくと安心です。単なる料金確認とは別の観点です。

  • 施術前に医師の診察があるか。医学的判断がカウンセラーとの面談だけで完結していないか
  • 施術の適否、方式の選択、リスクなどの医学的判断に医師が関与しているか
  • 照射は医師または医師の指示を受けた看護師が行うか
  • 肌トラブルが起きたときの診察・薬代の扱い
  • 麻酔の種類と料金、コース終了後の追加照射の料金
  • 中途解約したときの返金の計算方法

カウンセリング当日に、その場で契約を決める必要はありません。フレイアクリニックはカウンセリング当日に契約せず帰れます。判断に迷う場合は見積書と契約書を持ち帰ってください。

よくある質問

サロンの光脱毛は違法なのですか?

「光脱毛」という名称だけで違法とは限りません。厚生労働省の通知が医行為としているのは、強いエネルギーの光を照射して毛乳頭等を破壊する行為です。

サロンが非医療サービスとして提供する場合は、それに当たらない一時的な除毛・減毛などの範囲で行う必要があります。発毛組織を破壊する行為を医師免許のない者が業として行うと、機器の名称にかかわらず医師法第17条に違反します。

医療脱毛なら永久に生えてきませんか?

「永久脱毛」は、毛が一本も生えない状態を保証する表現ではありません。米国FDAの資料では、永久的な減毛を、施術計画終了後6・9・12か月時点で測定した再生毛数の長期的・安定的な減少と定義しています。

ゼロ本を保証する定義ではなく、効果には個人差があります。効果の出方はヒゲ脱毛の効果はいつから現れるかをご覧ください。

サロンで始めて、あとから医療に切り替えられますか?

切り替えること自体はできます。乗り換え向けの割引を用意しているクリニックもあります。

ただし、サロンの契約について返金の有無や金額は契約条件・利用済み回数によって異なります。解約条件と医療脱毛の見積額を確認し、支払総額で比較してください。

医師の診察がないまま契約してしまいました。

契約時に医師の診察がなかったという事実だけで、直ちに違法とは断定できません。施術前であれば、医師の診察を受けて適否やリスクを確認してください。

医師または医師の指示を受けた看護師以外から医療脱毛の施術を受けた場合や、医師の診察なしで施術された場合は、国民生活センターの案内に従い医療機関を管轄する保健所へ情報提供できます。契約や解約の相談は消費者ホットライン188を利用できます。

参考にした情報

料金・プラン・法令の運用は変更されます。契約前に、必ず公式情報で最新の内容をご確認ください。

本記事は一般的な情報提供であり、診断や治療方針の決定、医師の診察に代わるものではありません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次